MacのHDD(ハードディスク)を認識しない時の原因と対処法を3分でわかるようにまとめました。
MacはWindowsと同じく、基本的にはディスクや周辺機器を接続するだけで、内部で必要な処理を行い認識してくれるようになっています。
しかし、MacにHDDを接続しても認識してくれないというトラブルは時折見られます。HDDの認識トラブルはOSを問わず起こるものですが、Macではどのように対応すればいいでしょうか?
まず第一に確認すべきは、HDDとMacとの接続についてです。
USB接続のHDDの場合、USBケーブルの断線などの不良や、Mac側のUSBポートの供給電力不足などが原因として考えられます。
HDDは内部に可動部品が多く、SSDなどと比べるとパーツを動かすために多くの電力を必要とします。
また同じ理由で、USBケーブルの品質に対する要求も多少シビアです。
ですから、ケーブルやポートの問題で供給電力が足りずにHDDのディスクが回らないとHDDが全く機能せず、認識もされません。
問題を解決するためには、まず接続するUSBポートを変更してみましょう。
ポートによってUSB2.0用ポートだったりUSB3.0用ポートだったりすることがあり、供給電力も異なります。
また、USBケーブルを品質の高いものに変更するのも有効です。
ケーブルは基本的に細いものより太いものが、長いものより短いもののほうがデータ伝送や電力供給の面で優れています。
また、MacBookの場合は、本体を電源に接続した状態で試してみましょう。
MacBookの種類によっては、電源接続時に各ポートからの供給電力が増えるモデルも存在します。
第二に、HDDそのものの故障について確認します。
HDDは可動パーツが多い関係で故障しやすいことが知られています。
特に外からの衝撃や磁力によって容易に故障します。
Macに接続しても認識しない原因がHDDの故障にある場合、HDD内部の障害が高度である可能性が高いため、基本的には諦めて新品と取り替えてしまうことを推奨します。
もしHDDの中にあるデータを救いたい場合は、データサルベージ専門の業者に頼むことになるでしょう。
有料のデータ復旧用ソフトなどもありますが、多少のPCの知識を必要とする点と、あくまで部分的にデータを拾える可能性がある程度の認識でいたほうが安全です。
また、そもそもHDDを本当に認識していないのか確認が必要です。
Mac用にフォーマットされていないHDDを接続した場合、Finderにディスクが表示はされませんが、ディスクユーティリティに未フォーマットのディスクが表示されたり、接続時にMac用フォーマットではないためにディスクの中身を読めない旨のダイアログが出たりします。
このダイアログを見逃してHDDが認識されないと早合点するケースは多いため、HDD接続のトラブルが疑われるときはまずディスクユーティリティを確認し、本当にHDDを認識していないかどうか確認してみてください。
本当は正常に動くはずのHDDを修理に出したり買い替えたりしてしまうと目も当てられません。
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