このページでは、SDカードを読み込まない、認識しない時の対応策(原因と対処法)を3分でわかるように解説しています。
SDカードはスマホやノートパソコンはもちろん、カメラやプリンター等の周辺機器でも使うことができ、取り回しが非常に便利な記録メディアです。
しかし、その使い勝手の良さから大切な写真などのファイルをたくさん保存していて、急にSDカードが読めなくなって大惨事ということもしばしば起こります。
実際にデータ復旧サービスに持ち込まれるメディアはパソコン用のHDDに次いでSDカードが多いなどというデータもありますが、SDカードが読み込まれない、あるいは全く認識してくれない場合、どうすればいいのでしょうか。
まずSDカードが読めない場合、SDカード自体の損傷だと真っ先に考えると思いますが、先にSDカードリーダーのトラブルを疑ってみましょう。
スマホやパソコン内臓のSDカードリーダーにせよ、USB外付けのカードリーダーにせよ、よほど高いものでない限りかなり作りがチャチであることが多いです。
外付けUSBカードリーダーは安いものですと1,000円を切る値段で売られていたりしますが、大抵のスマホ・パソコンのカードリーダーも同等のグレードのものと思って間違いありません。
ですからまずはSDカードを別のカードリーダーに挿してみて読めるか確認する、あるいは別のSDカードを挿してそっちは正常に読めるのかチェックをし、最初にSDカードの問題なのかカードリーダーの問題なのか切り分けをしましょう。
問題切り分けの結果SDカードの障害だった場合、データを取り出したいならば基本的にはデータ復旧用サービスを頼ることになるでしょう。
SDカードは中にフラッシュメモリを搭載した記録メディアなので、部分的にセクタ異常が発生して読めなくなることがありますし、セクタ異常が発生した部位によっては全く認識しないこともあります。
しかしそのような状態でも他の部分のデータは全く無事であることが期待できますので、SDカードが全然読めない=SDカード全損と考えることはありません。
とはいえ、一度セクタ異常が起きたSDカードは他の部分も壊れそうな状態であることが予想されますから、早めにデータ復旧サービスに持ち込んで対処してもらいましょう。
そもそも、SDカードというメディアは非常に耐久性が低いことを理解する必要があります。
SDカードに使われているフラッシュメモリは構造上寿命が存在するのですが、安く小さくするためにSDカードのフラッシュメモリは特に低寿命・低品質のものが使われているのが事実です。
つまり、元々一時的なデータ受け渡しに使うべきメディアなのです。
本体のストレージ容量が小さいスマホにSDカードを挿して外付けHDDのような感覚で使っている人も少なくないと思いますが、オリジナルのデータがSDカード内のみに存在している状態は非常に危険です。
繰り返しますが、元々SDカードは低信頼性の代わりに小さくて安価で便利だという性質のメディアですから、使い方を誤って大切なデータを失ってしまったと言う事の無いよう、くれぐれも気をつけてください。
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